周囲は古い集落と田畑と雑木林とが交じり合い、人の営みと自然が調和したような恵ま
れた環境の中に計画された。
敷地を訪れ、ゆったりとした人の営みと自然の美しさを味わいながら、そのダイナミズム
を取り込み共生する住まいを模索していくことになる。
閉じた空間でありながら、集落、田畑、雑木林、空、風、太陽など刻々と移ろう自然とつ
ながり、日々の季節の変化に敏感に反応し、周囲の営みも感じられる住まい。
自然の豊かさを感じ、生きていることを楽しみ、喜びに満ちて、優しくなれるような空
間・・・そこに求める住まいがあった。
できるだけ行き止まりをつくらない回遊性のあるプランとし、家の中に色んな空間をつく
った。明るい・暗い・高い・低い・広い・狭い・開放的・閉鎖的・ハイサイドライト・トップライ トによる視線の抜け・・・という具合に、家の中に色々な空間をつくることで移動するたび に違う気持ちになれるような、気持ちが動かせる空間の組み合わせをつくることで、一日 居ても変化があって楽しい空間を考えた。
そこに、朝・昼・夜、晴れ・曇り・雨、四季が加わり楽しみは倍増していくことになる。
キッチンと小上がり、浴室と水廻り、ベットルームとウォークインクロゼット、そして要とな
る書斎は、その場の機能や使い勝手に注意しながら全体をまとめている。
通りに面してはステンレス製の庇が可愛らしく微笑みかけ、南に向かって大きく開いた軒
下空間は自然とのバッファーゾーンとして機能し自然の強烈さを和らげてくれる。ハンモ ックに身をゆだねれば穏やかで優しい時間へと導いてくれるだろう。
計画にあたっての主なご要望は、
「日常が癒されるようなリゾート感覚の住まい」
「車椅子でも快適に過せる空間づくり」でした。
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