■住宅設計に対する考え方
クライアントの抱く「希望」を最大限に構築すること目標としています。
クライアントの潜在的な要望を引き出し、建築家として関わることにより、住まいの価値
が高められるよう努力しています。
そこで生活が始まり、人に愛され、いのちが育まれ、生きつづける住宅。
そこにたたずむだけで気持ちがいい空間、そこで生活する人が生き生きとする豊な空間
をつくりたいと思っています。
生活する人が幸せを感じ、ココロが癒されるような住まいを目指しています。
■設計のプロセスに対する考え方
クライアントとの対話を重視し、大切にしたいコトを見つけ出します。
「スケッチ」や「模型」を制作しながら、最終的には世界にひとつだけの「あなたのための
住まい」をつくります。
■敷地に対する考え方
敷地が語りかけることに耳を傾け、土地の持つポテンシャルを最大限に引き出し、敷地
と住宅のあり方を具現化することが重要です。
単に建物だけを作るのではなく、敷地全体を有効にデザインする事を心がけます。
敷地に対する建築の答えは無数にあります。
しかし、真の答えはひとつだけ存在します。
真実に近づきたいと願い、これを探し続けます。
ひとつの土地に建てられる建築はひとつしかないのです。
■外構に対する考え方
敷地全体を有効にデザインできるように、物置・車庫・自転車置場等の要望がある場合
は、合わせて提案しています。
また、植物は生活に潤いを与えてくれる大切な要素です。
植栽計画についてもご相談に応じます。
■地域性に対する考え方
計画する要素として地域性、風土、歴史、社会性が重要です。
その地域、土地の持っている自然の特性、街の文脈、歴史を読み込み、その地域に合
った住宅のあり方を追求する必要があります。
地域との調和・共存を十分配慮し、社会のストックとなり得るデザインと機能性の取れた
住宅をつくります。
■構造に対する考え方
地震の多い日本では、安心した生活を送る上で無視できない要素です。
建築基準法に定められた構造強度の1.5〜2倍程度の強度計算を行っています。
■換気に対する考え方
建築基準法で居室においては、24時間換気が義務付けられていますが、機械にたよら
ない自然のチカラを活かした換気ができるような窓の計画を提案しています。
24時間換気の方法については、コストバランスをとりながらご相談の上決めています。
■断熱に対する考え方
快適に暮らす上で、床下・壁内・小屋裏など断熱性能はとても重要です。
様々な種類と厚みを持った断熱材があります。
また、アルミサッシにおいては各社共、断熱性能のランクが4ランクに分かれています。
当然、良いものを使いたいと思っています。
■自然エネルギーに対する考え方
太陽光・風・熱などの自然の力を積極的に計画に取り入れた提案をします。
地球的視野で考え、自然環境に負荷のかからないように自然エネルギーの有効利用、
省エネルギーの視点を持つことが重要です。
■キッチンに対する考え方
生活の中心ですね。
楽しみながら料理し、楽しみながら食べる空間にしたいと思っています。
食事のテーブルくらいはオーダーで作りたいですね。
流し台やキャビネットは各メーカー様々な商品を揃えています。
ショールームにて実物を確認されるといいでしょう。
また、建築工事でつくることもできます。
■浴室・洗面所やトイレなどの水廻りに対する考え方
ユニットバスは各メーカー様々な商品を揃えています。
ショールームにて実物を確認されるといいでしょう。
また、建築工事でつくることもできます。
ただ、木造住宅の場合ですとメンテナンスを考えるとハーフユニットバスがお勧めです。
腰までが一体になっており、壁材や照明などにこだわれます。
また、洗面ボールなどもオーダーでつくるとシンプルで愛着のあるものになります。
トイレにおいては、様々な機能が付いた便器が発売されておりますが、あまり必要のな
い機能が多いですし、故障の原因にもなります。
清潔でシンプルなものが良いと思います。
■空間構成に対する考え方
せっかく大切な時間を一緒に過ごすのですから、家族みんなが成長して行けるような空
間にしたいと思っています。
未来を開くきっかけに満ちた空間づくりをしたいと思っています。
家族構成や与条件により、いろいろな方法があると思います。
■素材に対する考え方
外壁や屋根など外部に面する部分においては、耐久性があり時を経るにつれて味わい
が増す素材を使いたいと思っています。
■照明の考え方
家族みんなが早く家に帰ってきたくなるような灯りにしたいと思っています。
特に、玄関・居間・寝室などはリラックスできる照明にしたいものです。
既製品ではなくオリジナルを制作することもあります。
「灯りを楽しむ空間」があってもいいと思います。
■メンテナンス・維持費に対する考え方
住まいが末永く愛されるためには、耐久性能を高め、メンテナンス性に優れていることが
重要です。
耐久性を高め、メンテナンス性に優れていることで、維持管理費の削減にもつながりま
す。
耐久性を高めることは地球環境への負荷の低減にも貢献します。
■工事監理に対する考え方
重要な仕事だと思います。
工事が図面通りに施工されているか、施主に代わってチェックするのはいうまでもなく、
各工事の納まりや注意点、工事中の変更の調整、工事金額の調整など、たくさんの業 務があります。
現場監督と週に1回程度の割合で現場定例会議を行います。
また、中間時や完了時に申請通りの工事が行われたか、又完成した建物が法規に沿っ
ているか確認する為の行政検査には工事監理者の立ち会いが必要になります。
■ハウスメーカーに対する考え方−設計について
ハウスメーカーは、タイプ化された商品をシリーズ化して開発しています。
プロトタイプをつくり、規格化し、商品を効率的に売って利益を出すためです。
時々、建築条件付きの分譲宅地を見かけますが規格品の町並みは寒々しい風景です。
私達は、施主の側に立って共につくるというスタンスです。
私達には、規格品というものはありません。
クライアントの要望に応えたフルオーダーの住まいを提案します。
■ハウスメーカーに対する考え方−設計施工について
多くのハウスメーカーは「設計施工」というスタイルをとっています。
これは、日本だけのスタイルです。
私達は設計はしますが、施工はしません。
適切な工事が行われているか確認するために、施主の立場で工事監理を行います。
「設計・工事監理者」と「施工会社」は協力体制は持ちつつも、別組織であるべきです。
■ハウスメーカーに対する考え方−工事金額について
ケースバイケースですが、商品住宅では、総予算の30%前後が宣伝広告費や営業費に
費やされます。
同じ予算でも建築家に設計を依頼し、建設会社に工事見積りを依頼し、工事を依頼する
のがベストです。
私達は、いつもクライアントの立場になって最善の答えを探しています。
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