閉じつつ開く「市街地に建つ四方道路の家」 栃木県 小山市


小山駅から徒歩5分程度、四方を道路で囲まれ、さらに北にはJR水戸線も走り、毎朝通
勤通学で多くの人が通過する通りに面している。

周囲を見渡すと玄関以外は閉じた閉鎖的な住宅が目立つがこの住まいは違う。

広いポーチ(10帖)、敷地に沿って緩やかに雁行した壁、そして大きな吹き抜けとハイサ
イドライトが特徴。

このポーチは単なる通過空間ではない。

住まいと街をつなぐ場として可能性に溢れている。

真夏の日差しを避けて「外のリビング」として利用できる場。

内部と外部をつなげる中間領域として生活に楽しみを与えてくれる場。

さらに生活と近隣をつなげる大切な場となる。

吹抜けのハイサイドライトがプライバシーを確保しながら青空を切り取り明るく爽やかに
生活することができる。

プライバシー重視の閉鎖的な住宅が多い中「近隣との繋がりも大切にしたい」という想い
に共感してできた都市住居。


計画にあたっての主なご要望は、

「プライバシーを守りつつ、この土地に長く生活をしてきたことで生まれた近隣との関係
を大切にしたい」

「周囲の喧騒から逃れて明るく爽やかに暮らしたい」でした。










































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Earth Work キクチヒロフミ/アースワーク一級建築士事務所