あるユニークな外資系企業の本社屋の計画です。
まず、本質的な意味での「モダニズム」を乗り越えるようなデザインにして欲しい。
加えて、各部門のコミュニケーションの活性化が強く求められました。
スタディはモダニズムの原点を見つめ直すことから始まりました。
これは、モダニズムの原点であるユークリッド幾何学をベースとした均質空間を乗り越え
るために考えられた歴史上最初のプロトタイプ空間かもしれない。
カルテジアングリッドの互いに直交するXYZ軸に角度を与えることにより、カルテジアン
グリッドは進化し、様々な方向性と大きさと繋がり方を持った空間が生まれる。
個々の空間はお互いの意思に従って貫入したり、つながっていくことができる。
個々のベクトルを許容しながら全体が成り立っていく生命体のような建築。
現在、基本設計中。
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